ツインレイ☆彡トリプルレイ☆彡       みっつにわかれたわたしたち         またひとつに戻る旅

ただただ自分をもっと知りたくて求めていたら、魂の記憶を思い出しはじめた頃にツインレイくんと出会い、同時期に神様への道も開いて人生が一変!! ツインレイくんとは、次から次へとふきだしてくる課題の数々にお手上げ!なのに、どこかはしっかりとつながっていて心で会話はするものの、もうなつかしい思い出のようになっていた。 そんなときあらわれたのは、なんとトリプルレイくん。 ツインレイくんと出会って23年目のことだった。

トリプルレイ☆彡11 サイレント突入カウントダウン②

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メッセージが途絶えてから3週間ほどたった頃
会いにいってみた

不本意だけど いつものように、彼のお店

 


《げんきだった?あいたかったー》

と、わたしの指は彼のハートを指していた

 


彼は

《ぼくもだよ。あのね、ずっと忙しかったんだ。

先月のフェアがおわってからも身動きとれなくて

中国にも出張いってて先週帰ってきたところ…

そういえば、どうしてた?日本にいたの?

いつからだったの?》と、聞いてきた

 

《フェアのあとから日本にいたの。戻ったばかり》

と、言葉をかわした時は

《音信不通だったのは忙しかったから?》

ちょっとそう思ったんだ


でもね、何かが違う

なにかが閉ざされていて

話そうと思っていた言葉がのどにつまる


小さなトゲがささっているみたい



ふたりの間に 

へんな沈黙の時間がながれる

このかんじははじめてだった

 



そうこうしているうちに18時になった


タイは、8時と18時に国歌が流れて

直立で国王に敬意をあらわす習慣がある

 

その時期は、彼の信仰する宗教の

お祈りの時間でもあったようだ

 

 

ふだんは、お祈りの部屋にいくことが

ほとんどみたいなのに

この日はどういう訳か

彼の知人らしき人がお祈り用の

カーペットを手渡していた

 

《え、どうしよう》

みたいなかんじが伝わってきたが

彼はお店の片隅でお祈りをはじめた



わたしの前で

彼はいままで 自分の習慣どおりに

ふるまわなければならない機会が

何度もあった

 

躊躇する姿がみえかくれしつつも

普段通りぽくしてるような

その時もまさにそんなかんじだった

 


お祈りなんて

神聖な時間に出くわしてしまって

どうしていいかわからなかった

 

 

目をつぶっているのもおかしいし

直視もできない

狭いお店のなかでは

横を向いていても視界にはいってしまう


《わたしはここにいていいの?》

と聞きたくても

もう始まってしまっているので

聞くに聞けなかった

 

あー

ほんとに居場所がなかった



お祈りを終えてからも

そのことを口にしていいかどうかもわからず

結局何事もなかったようになってしまった

 


ただ

一心に祈りを捧げる姿は とても美しくて

光が灯るようだった

 

 

以前、彼の過去世で何度も司祭や僧侶を

繰り返していた姿がみえていた

 

現在の姿はビジネスに長けた人だけれど

やっぱり本質は神さまに仕えることが

何よりの喜びなのだろう



しばらくして

わたしが選んだもののお会計することにする


《ひかる これでだいじょうぶ?》
ひさびさに名前で呼ばれた

 


ずっと長いことdarlingとかmy dearとか

呼ばれていたから、名前でもう呼んでくれないの?

と思ってたけど

 

実際に名前で呼ばれたら

もうdarlingじゃなくなっちゃったの?

っていう気持ちだった

勝手だよねー わたしも…



結局この日は

ふたりだけになった時間があっても

彼はわたしを避けるように

携帯をのぞき続けていた


避けられているのかな


沈黙に耐えられず

わたしはお店をあとにした




そうそう

それでもやっぱり 

わたしは伝えたいことがある!

 


1週間後に

勇気をだしてもう一度行ってみた

 

うーん

やっぱりへん

何かが違うどころか、まるで別人レベル


おかしいなと思いつつ
それでも わたしはかまってほしい

彼は、最低限のことしか相手にしてくれない




そうそう、今日は伝えなきゃ!
そのことを思いだしながら

タイミングをみていた

 


急に帰り支度をしているようだった
まだお店がおわる時間じゃないのに


彼が、わたしの目の前にいた男性に

彼の母国語で話しかけている


その男性はわたしに目を向けて

少し驚いた顔をしたが

すぐに元の表情に戻った


そのあと、彼はわたしに言った
《この人はぼくのお兄さんなんだ

お兄さんがお勘定してくれるからね

きみはぼくのダーリンだから、この値段に

しておくように頼んでおくからね》


とっさに

わたしのことダーリンっていってくれた?

と思ったけど、帰ってしまうの?とあせって

速攻お兄さんに会計をお願いした



《ぼくはもういくからね!》

といったので

 

《わたしもいく》といったら

 

しばらくスタッフの人たちと話していたから

 《待っててくれてるのかな?》

と、ちょっと嬉しかった


そして

お店をでて歩きはじめた彼のうしろを

ついていった


彼の横には 

もうひとり男の人がいたが

あまり気にならなかった

 

  

すると、彼はふりかえって

《どこいくの?》とわたしに聞いた

 

《いっしょにいくの》といったら

 

《ぼくはいくとこがあるんだ》

といって 

すたすたと歩いていってしまった

 


そのとき横にいた男の人は

鼻で笑ったようだった



そのときの 

彼の冷たい 突き放したような表情が

わたしの胸につきささった

 

その時

ちょうどわたしの左側に

大きな柱があったので

とっさにその柱の後ろに隠れた

 

 

もしも彼がうしろを振り返ったら

いままでそこにいたわたしは

手品で消えてしまったかのように

見えただろう

 

あとから思うと

このときを境に

いわゆるサイレント期間にはいったのだった

 

 

 

トリプルレイはサイレントないよー!

という説もあるようですが、それぞれに

ベストのプログラムが用意されている

ようです